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2010/04/29(Thu)

「権利者による削除」に対抗し、日本からのアクセスを遮断する美少女ゲームファンサブサイトが登場? 

(※追記1:記事の後半でも考察していますが、日本国外のコミュニティでも、一連の騒動を煽り立てて騒ぎたい輩の仕業という見方が濃厚な模様。)

(前のエントリ)minoriが英語ファンサブサイトに対して「実力行使」を行った後、TLWiki上の『eden*』のページは削除され、同じくminoriの作品である『ef』のファンサブを行っていた、No Name Losersのサイトも事実上の閉鎖状態となっている(We Rise Againとか書いてあるが…)。
また、CUFFSも同じTLWikiに対して『ヨスガノソラ』翻訳プロジェクトの中止を求め、当該ページは削除された。

しかし、このような(一部の)美少女ゲームメーカの動きに対抗するかのように、新たなファンサブWikiが出現したようだ。
このWikiに日本のIPでアクセスしようとすると、以下のような文言が表示され、内容を見ることができない状態となる。

C&D official website.
This website cannot be browsed from Japan.

Some Japanese seem to be having an antipathy against TRANSLATIONS.
Therefore,we have prohibited the access from your country in order to defend our culture.
Sorry for you who believes in translations.

C&D Inc.


これは明らかに、かつてminoriが日本以外のIPからのアクセスを遮断し始めた頃に表示していた文言(※リンク先2つ目の画像)を意識した内容である。
Wikiのタイトルとなっている"C&Dwiki"="Cease and Desist"は、(法的根拠に基づく)停止要請の事で、Wikiの説明ページには、

C&D is dedicated to one reason: supporting and creating visual novel translation projects. We don't give a fuck about C&D period. This wiki blocks Japanese IP address by default, so if you happen to get a C&D but still want to continue your work, you're welcome to this place. We don't give in, we support dead and alive projects even when getting a C&D.

C&Dはヴィジュアルノベルの翻訳プロジェクトを支援するためのものだ。我々は、(権利者による)停止要請など意に介さない。このWikiは最初から日本のIPアドレスをブロックしているから、停止要請を受けてもなおプロジェクトを続けたいという人は、どんどんここに来ればいい。停止要請を受けようが、我々は屈することなくあらゆるプロジェクトを支援し続ける。


とあり、「例え停止要請を受けたとしても、(そのようなプロジェクトの駆け込み寺として)活動を支援し続ける」ことを表明している。

ちなみに、日本以外のIPでWikiにアクセスした場合のトップページには、『メアメアメアSP』(mana/visualart's)及び、『ゴスデリ』(PBP:同人サークル、商業化が決定したとのこと。)の2作品の英訳プロジェクトが掲載されている。
――ただ、Wikiの内容自体はまだ「出来立て」といった感じであり、両タイトルともに、簡単な説明及びメンバー募集の案内と、(確認していないし、する気もないが)ゲームのテキストファイルと思われるファイルへのリンクが存在するくらいである。(※追記2:つまり、実態はまだ「何も無い」も同然ということ。)



現時点では、C&Dwikiが上に引用した主張の通りの活動を展開するためのものなのか、(それとも「意趣返し」のつもりなのか、あるいは、いわゆる「釣り」なのか、)判断しかねる状況ではある。※TLWikiの対応を批判しているとも取れる。
しかし、(そのどれであっても、)各メーカーが「個別での対策」を行っている今の状況では、このように「喧嘩上等」な姿勢の相手に対して費やす労力は馬鹿にならないだろう。

なお、『eden*』のページが削除された後も、(支援者にプロジェクト存続を支持する投票を呼びかけるなど)最後まで「権利者への抵抗」を続けようとしたNo Name Losersの件については、これを解決するためにminoriがDMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づく警告を送付した(※リンク先のUPDATE 2参照)ことを、ここに追記しておく。
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[ 2010/04/29 ] 美少女ゲーム(英語) | TB(0) | COMMENTs(33)| | はてなブックマーク - 「権利者による削除」に対抗し、日本からのアクセスを遮断する美少女ゲームファンサブサイトが登場?

2010/04/24(Sat)

minoriが英語ファンサブサイトに対して「実力行使」を行う。 

4月23日、日本でリリースされている美少女ゲームを英語に翻訳するプロジェクトについてまとめたWiki(TLWiki)のとあるページで突然、編集合戦(edit war)が勃発した。

100424-1.jpg


舞台となったのは、eden*の英訳プロジェクトのページ。発端となった編集を行ったIPは…同タイトルの制作・販売を行っている、minoriのものだった。

編集後のページは、以下のような内容となっていたらしい。

このページで提供されているファイルは全てminoriが著作権を有しております。
当社は当該ページの所有者に対し、再配布の許可を出しておりませんので
全て削除させて頂きました。

ご了承下さい。

なお、異議等ございましたら、
日本語で株式会社ミノり(info@minori.ph)までお送り下さい。


「らしい」というのは、当該ページが現在削除されてしまっているからだ。ただ、上記の内容を含めたやりとりは、encubedの記事にまとめられている。

・minoriの主張はどのようなものか

encubedの記事にまとめられている内容から、minoriとファンサブの支持者と思われる相手とのやりとりを抜粋する。

If you don’t want people translating your games, publish them in English and we will buy them. 134.173.60.163 [this is one of the IPs involved in the reverts] 13:14, 23 April 2010 (UTC)
「あなた方が作品を(勝手に)翻訳されることを望まないのなら、英語でリリースしてくれ、そうしたらそれを買うから。」※発言者のIPはminoriによる編集を取り消そうとしたものの一つ

私たちのゲームは全て日本国内の法令を遵守して制作しており、また日本国外への販売、日本国外での使用は全て禁止しております。もし貴方たちが日本国外でminoriのゲームをプレイしたいということであれば、minoriから翻訳のための正式なライセンスを受け、当該国における倫理審査団体(例えばアメリカであれば、Entertainment Software Rating Boardです)の審査を受けた上で、合法的に翻訳し販売(もしくは頒布)すべきだと考えます。当社はminori本社へいらっしゃって日本語で交渉される場合、その用意があります。–218.219.158.186 13:19, 23 April 2010 (UTC)

Wrong. The ESRB in the US is not needed for PC releases, as companies like JastUSA and Mangagamer do not use it. 134.173.60.163 13:23, 23 April 2010 (UTC)
「間違いだ。アメリカのエンターテインメントソフトウェアレーティング委員会による審査は、PCでのリリースの場合は必要ない。現にJAST USAやMangaGamerは使ってない。」

他社の事情はわかりかねますが、私たちのソフトウェアに関しては必ず当該国の倫理機構団体の審査を受けることを条件にライセンスを提供します。それが当社のポリシーです。私たちは英語版をリリースする予定はありませんが、英語版をリリースしたいと考える会社、グループが正式な手順でコンタクトしてくるのであれば、可能性を閉ざすことはありません。当社は社会的ルールに従って行動することを要求しているのです。–218.219.158.186 13:28, 23 April 2010 (UTC)


「英語でリリースされれば買うのに!」
――ある意味常套句とも言える反論だが、それに対するminoriの主張は明確だ。
「正式なライセンス以外は認めない。」
これらのやりとりを見る限り、minori側は少なくともそれなりの準備(調査)を行った上で、今回の行動に出たと推測される。

・minoriの行動についての考察

※2010/4/25追記及び取り消し線を追加:この件についてのminoriによる発言は、TLWikiのtalkページにまとめられており、それによると、

当社は編集前に別途メールにてクレームをお出ししておりますし、一番最初の編集時に当該のページに編集の理由と連絡先を明示しました。これは著作権法を遵守するための防衛行動です。


とあり、minoriはあくまで事前に警告を行った上で、以下のような行動に出たようだ。


今回のこのminoriの行動は2つの点で「前代未聞」であったと言える。
美少女ゲームメーカーが自ら直接、他国のサイトに乗り込んでこのように直接的な「抗議」を行った事もそうだが、最初に取った行動が「Wikiの編集」という実力行使であった事がである。

画像から確認することができるが、今回の編集はあまりに突然のものだったため、当該ページはしばらくの間、minoriと(一般)ユーザーとの編集合戦の状態となってしまい、(たまたま居合わせた)管理権限を持つユーザの手によって収められるという形となってしまった。

もしTLWikiの管理者が非協力的だった場合、違反を取り締まるどころか、問題がこじれてしまった可能性もあっただろう。(やり方が悪いからと言って行動それ自体を非難するのはお門違いではあるが、)minoriが有無を言わさぬ法的措置でなく、このような「荒らし」と間違われかねないような行動に出た点は、やや疑問が残るところではある。


・今後の展開は

ともあれ今回の件は、該当ページの削除という形で一応の解決を見た。しかし、以前このブログでも取り上げた、No Name Losers――彼らはminoriの作品の「海賊版」のリリースを宣言している――に対して同社がどのような行動を取るのかは分からない。(なお、No Name Losersが最近Youtubeに投稿したefの動画は、minoriの申請により削除されている。)

また、今回の件を受けてTLWikiは、トップページに権利者からの問合せ先を明記した。TLWikiにリストアップされている他の作品の権利者(=日本の美少女ゲームメーカー)が、今後どのような行動を取るかについても注目される。

(参考リンク等)
[ 2010/04/24 ] 美少女ゲーム(英語) | TB(0) | COMMENTs(31)| | はてなブックマーク - minoriが英語ファンサブサイトに対して「実力行使」を行う。

2010/04/10(Sat)

たけやまさみの台湾進出――Future-Digiの新作タイトル3作品ほか 

先日の記事で、台湾の美少女ゲームパブリッシャーであるFuture-Digiが、新作タイトル候補への投票を募っていた事をお伝えしましたが、その中から、リリースされる作品が決定したようです。

ohoshi_banner.jpg

Forumでのスタッフの発言によると…

就來公告一下到夏季為止的代理作品吧
中文情報網頁隨後會開放,敬請期待

とある願いのお星さまhttp://www.pulltop.com/gp03/index.htm

てとてトライオン!http://www.pulltop.com/gp07/index.htm

Under the Moon~つきいろ絵本~http://www.sugar-beans.com/products/sb02fd/index.html


夏までにリリース予定のタイトルは3作品、中文版の作品紹介ページも随時公開とのことで、既にとある願いのお星様お願いお星さまのページが追加されています。

ユーザーの投票結果がどの程度反映されたのかは分かりませんが、予想通り(?)たけやまさみ氏原画のタイトル2作品と、BLゲーム1作品がリリースされるようです。


一方、英語版のパブリッシャーでは...

・MangaGamer:4/30にKira Kira Curtain Call(キラ☆キラ カーテンコール)をリリース予定。
・JAST USA:Downhill Night 2(萌えろDownhill Night 2)のベータ版完成。(他の開発中タイトルよりも先に)次のリリース作品となる見込み。

といった情報がアナウンスされています。
(Demonbaneのリリースはいつになるのでしょうか…)
[ 2010/04/10 ] 美少女ゲーム(中文) | TB(0) | COMMENTs(0)| | はてなブックマーク - たけやまさみの台湾進出――Future-Digiの新作タイトル3作品ほか

2010/04/04(Sun)

とあるエロゲの多言語版(マルチリンガル) 

ymk00.png

――世界で最も多くの人々にプレイされたエロゲは、何だろう?
二度のアニメ化を経験した純愛モノ、映画にもなった大作ファンタジー、老舗メーカーが無料公開した意欲作…
いろいろなタイトルが思い浮かぶのだけど、正確なところは誰にも分からない。

ただ、僕の知る限り、最も多くの言語で正式に販売されたエロゲは、たった1つだけ。
最終的に3つの言語でリリースされたその作品…日本語でのタイトルは、『ユメミルクスリ』。

ymk11.jpg

『ユメミルクスリ』は2005年12月22日に、日本の美少女ゲームブランド、rufより発売された。
シナリオ監修を担当した田中ロミオと、原画を担当したはいむらきよたかは現在、ライトノベルで活躍する実力派で、
派手な売り上げやメディアミックスといった展開こそなかったものの、知る人ぞ知る良作として評価されていた。
(※そのせいか、今容易に入手することができるのは、上の写真の廉価版くらいだ)

ymk22.jpg

この作品がはじめて日本語以外の言語でリリースされたのは、2007年01月25日のこと。
rufを含めたWill系列ブランドの作品を台湾で展開する、Future-Digiによって発売された。
中文版(繁体字)のタイトルは、『夢見之藥』。
先行するタイトルの開発が遅れたため、この作品は同社初の「美少女ゲーム」として リリースされた。

ymk33.jpg

2007年04月04日、この作品は英語でもリリースされることとなる。
この作品を発売したのは、JAST USAのブランド、PEACH PRINCESS。
英語表記のタイトルはちょっと長くて、『Yume Miru Kusuri: A Drug That Makes You Dream』。
同社はこれまで、数多くの美少女ゲームの英語版を販売してきたけれども、Will系列ブランドの美少女ゲームは本作が初めてだった。

2010年4月4日。そんな、とあるエロゲが3つの言語でリリースされたその日から、ちょうど3年。
たった3年で、エロゲを取り巻く環境は、大きく様変わりしてしまった。今や、世界中から非難の的だ。
幸か不幸か、この作品自体が大きな批判に晒されることはなかったようだけど、
後に続くような、3つの言語でリリースされた作品もまた、存在しない。

ymk44.jpg

――科学と魔術が交差するとき、物語が始まる――とある小説の一文には、そんなくだりがある。
…皮肉なことに、僕らの愛した物語達は今、表現と規制とのすれ違いを経て、終焉を迎えようとしている。

『ユメミルクスリ』、『夢見之藥』、『Yume Miru Kusuri: A Drug That Makes You Dream』…
3つで1つのこの作品は、この世界が今よりもまだ少しだけ寛容だった頃の、偶然の産物となってしまうのかもしれない。


(参考リンク等)
[ 2010/04/04 ] 美少女ゲーム | TB(0) | COMMENTs(1)| | はてなブックマーク - とあるエロゲの多言語版(マルチリンガル)





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