2010/02/09(火)

JAST USAの新作とローカリゼーション・ノートについての一考察 

アメリカの美少女ゲームパブリッシャーJAST USAのブランドG-Collectionsより、Cat Girl Alliance(日本語タイトル名『仔猫同盟』)のリリースがアナウンスされました。

まずパッケージ版がリリースされ、ダウンロード版は後日というのは(パッケージにトラブルのあった)Moero Downhill Nightと逆の形となっただけだと考えられますが、今回のリリースでは新たに注目すべき点があります。
それは、(詳細な)Localization Notes。発売の約1ヶ月前から公開されており、グラフィック、イベント、テキストの3項目について、オリジナル(日本語版)からの変更点が明記されています。

今回のCat Girl Allianceでは、テキストについて「オリジナルの文脈を損なわず、より適切な表現に変更した部分がある」といった内容が述べられているくらいで、特定のCGやシーンが削除されているような事は無いようです。
この記事のスタッフが書いたコメントを見ると、

We plan to make similar posts for every game we release, regardless of content.


とありますので、今後リリースされるタイトルについても、こういった情報が事前に公開されることになりそうです。

以前このブログでもとりあげましたが、MangaGamerも、オリジナル版に収録されていたCGの削除についての事前アナウンス(最終的に削除はとりやめ)を行っています。

もし、オリジナルの作品から大幅な変更を加えざるを得ない場合、事前に告知すべきか、それとも後で釈明すべきか…パブリッシャー側にとっては大変難しい問題だと思いますが、ユーザー側は確実に前者を望むでしょう。そういった意味で、このローカリゼーション・ノート(と、スタッフのコメント)は、JAST USAの今後の方針を明確に示したものと言えるのではないでしょうか。
[ 2010/02/09 19:34 ] 美少女ゲーム(英語) | TB(0) | CM(1) | はてなブックマークに追加 |

2010/01/09(土)

美少女ゲームのローカライズ(英訳)について、開発者インタビューの和訳と解説 

Siliconeraというサイトに、英語版美少女ゲームパブリッシャーMangaGamerのスタッフで、ローカライズとフォーラムの管理者を担当しているEvoSpace氏へのインタビュー記事が掲載されています。今回は主に美少女ゲームのローカライズ事業についてとビジネスの展望といった興味深い内容でしたので(続きは後日掲載予定)、翻訳に加え、今までこのサイトではあまり触れてこなかったMangaGamerについての情報の補足も兼ねて、解説を交えて紹介してみます。

(元記事:Siliconera Sounds Off: Talking Localization And Expansion With MangaGamer
※なお、長文インタビューということで、全体的にやや適当な意訳となっています。予めご了承ください。

Ishaan:インタビュアー
EvoSpace:MangaGamerのスタッフ

Ishaan: To begin with, could you give me some insight as to how MangaGamer is set up in terms of projects? How many people do you usually assign to a single project?
まず初めに、MangaGamerにおけるプロジェクトのサイクルと、1プロジェクト毎の人員について教えてください。

EvoSpace: Currently, we have two lines of localization set up, working concurrently. They each consist of translators, scripters, editors, proofreaders, and testers. We have one or several translators depending on the project size. The scripters are the ones who convert the code of the original game to the visual novel engine we are using. Both of these first halves of the projects take about a month working concurrently, and then we get to the second half which is the testing and quality-checking stage.
Obviously, some people are required to multi-task and longer games take a longer time. There was a lot to organize in the beginning, but now, things are running smoother than ever before, including hiring translators who are knowledgeable about these visual novels.
現在、2つの(開発)ラインでローカライズを行っています。ラインにはそれぞれ、翻訳者、スクリプター、編集者、校正係、テスターが居ます。翻訳者はプロジェクトの規模によって1〜数人となります。スクリプターはオリジナルのゲームのコードを、我々の使っているヴィジュアルノベル用エンジンに変換する作業を行います。両者は、プロジェクトの前半、およそ1ヵ月間並行して作業を進めます。後半はテストと品質の確認を行います。
当然、マルチタスクでの作業を求められる人も居ますし、長いゲームはより多くの時間がかかります。最初こそいきあたりばったりでしたが、ヴィジュアルノベルに詳しい翻訳者を雇用した事もあり、今は大分スムーズになりました。

いきなり衝撃の事実が発覚します。「ヴィジュアルノベルに詳しい翻訳者を雇用した」ということは、最初は詳しい人が居なかったということでしょうか…MangaGamerの初期作品は(特に)翻訳が酷かったようなのですが、なんとなくその理由が解ったような…

Ishaan: So, you don’t recycle the engine the original developer used. Instead, you bring the assets into your own custom engine? Is it the same engine across all your games?
つまり、オリジナルのエンジンは使わず、自前のカスタムしたエンジンを使っていると。全てのゲームで同じものですか?

EvoSpace: Yes. We use a system based on the BGI (Buriko General Interpreter) engine for all our games so far. This is for smoother gameplay and maximum compatibility in the English PC environment.
はい。BGI(Buriko General Interpreter)ベースのエンジンを全てのゲームで使用しています。スムーズなプレイと、英語のPC環境との互換性のためです。

BGIは日本製のゲームエンジンであり、英語環境云々という発言の根拠は不明です。(日本のメーカーでは、MangaGamerが一部作品の英語版をリリースしているOVERDRIVEの他、オーガストやLump of Sugar等がこのエンジンを使用しています。)MangaGamerがコード変換というリスクを冒してまで同一のエンジンを使用するのはむしろ、ダウンロード販売でのプロテクトを同じ形式で提供する必要があるためと考えられます。

Ishaan: Now, MangaGamer is an entirely solo operation, unlike JAST USA, Peach Princess and G-Collections. How’s that working out for you? Do you think there’s an advantage to being your own entity, or would you rather have the cross-promotion those companies do?
PeachPrincessにG-Collectionsという2つのブランドを擁するJAST USAとは違い、今のところ、MangaGamerは単体で事業を行っていますよね。それはどのような結果をもたらしていますでしょうか?全てを自社で行っていることは利点だと思いますか?それとも、JAST USAのような戦略を採りたいと考えていますか?

EvoSpace: I would say we are doing fine for now just under one single name. Since the English visual novel market isn’t as diverse as in Japan, we are getting fairly good exposure to the core consumer directly. But in order to reach out to the more casual fans, I think it is necessary to go over the border of just this market and do promotions with sites of bigger / wider areas of interests.
我々は単体のブランドでうまくやっています。英語版ヴィジュアルノベルの市場は日本のそれほど多様ではないので、我々はコアとなる消費者に直接、公平に接するようにしています。ただ、より多くのファンに接するため、ヴィジュアルノベル専業という境界を踏み越え、より広い関連分野でプロモーション活動を行う必要があると考えています。

MangaGamerは現在、いわゆる純愛モノ・ダーク系を含む美少女ゲームと、前年齢対象である『ひぐらしのなく頃に』を扱っており、さらにはマンガ事業まで展開しようとしています。ちなみにJAST USAは大まかに言って、日本のD.O.系列の作品をG-Collectionsが、PeachPrincessがその他の作品をリリースしています。

Ishaan: By "sites of wider areas of interest," do you mean more mainstream game sites or are you thinking beyond those to try and attract the attention of an even more mainstream consumer? I mean, I hate to be this blunt, but "sex sells," so there’s definitely a market outside of our niche. And even without taking that factor into consideration, these are called visual "novels" in the end.
「より広い関連分野」というのは、より主流の作品を扱うという意味でしょうか?もしくは、そういった作品の消費者を顧客に取り込もうと考えているということでしょうか?
私がお聞きしたいのはつまり、失礼な言い方ではありますが、「アダルト商品」というのは、それだけでゲーム市場のニッチな分野からも外れてしまっていますよね?という事です。
さらに、それを差し置いたとしても、つまるところそれらはビジュアル「ノベル」に過ぎない訳ですし。


EvoSpace: Maybe not towards the crowd who only plays western games, but I believe those people who play Japanese RPGs, watch animes, and/or read manga are all potential customers.
Yes, "sex sells", and I think it is an easy way to appeal to first timers, but it could be or not be the main appeal of the game itself. I’m hoping more people will grow to like other elements such as the stories, characters, and music of these titles.
おそらく、我々が欧米の作品しかプレイしない集団に向かっていくことはないでしょうが、JRPGをプレイする人、アニメを観る人そして(もしくは)漫画を読む人はすべて我々の潜在的な顧客であると信じています。
そしてそう、「アダルト商品」。これは新規顧客へのアピールを容易にすると私は考えていますが、作品のメインのアピールポイントとなっているかどうかはその作品次第です。私は、より多くの人々がこれらのタイトルのストーリーやキャラクター、音楽といった他の要素を好きになってくれるよう望んでいます。


Ishaan: So, the "casual-niche." People that are into Japanese entertainment media in general, but don’t actively seek out information on all the different kinds of products. Has there been any discussion as to how you’d go about that? Attending anime conventions is something you already do, for example.
ところで、「カジュアルなニッチ」とでも言いましょうか。日本メディアのエンターテインメントに熱中している人々でも、異なる種類の作品についてはなかなか自分から情報を得ようとはしません。あなた方のあいだで、この状況についてどうしたら良いかというような議論はありましたでしょうか?コンベンションへの出展は、既に実践済の一例だと思いますが。

"casual-niche."は綺麗に訳せないのですが、「(例えば日本のアニメは)万人向け(casual)だけれども、異国(日本)のものであるためニッチな存在と見做されている」といったニュアンスでしょうか。

EvoSpace: Since it takes a lot of effort to attend conventions throughout the world, we are starting from something subtle but specific like getting advertisement space on the pamphlet of the conventions. If there is someone from a similar industry having an exhibit, we would like to ask them to pass out free demo discs of our game.
世界中のコンベンションに出展するのは非常に骨が折れるので、例えばコンベンションのパンフレットに広告を入れるなど、ちょっとした、それでいて判り易いやり方を始めています。もし関連業界で催し物があれば、我々は作品の無料デモディスク配布の許可を求めたいと思っています。

昨年はMangaGamer、JAST USA共に、北米最大のアニメコンベンションであるAnimeExpoに出展しています。一方、台湾の美少女ゲームパブリッシャーであるFuture-Digiも、台湾でののイベント(どちらかというと同人誌即売会)に出展しています。MangaGamerは日本からゲスト(tororo団長や所属アーティスト)を呼ぶなど、イベント出展に積極的なイメージだったのですが…やはり色々大変なようですね。

Ishaan: What about getting in touch with anime publishers so you can arrange for pamphlets or free demos with their DVDs or maybe booking advertising space on fansub websites?
アニメパブリッシャーとコンタクトをとって、パンフレットの広告やDVDにフリーデモを入れるとか、ファンサブサイトに宣伝を掲載するのも面白いと思いますが?

EvoSpace: Yes, I’m hoping we can definitely work with anime publishers. Maybe start from something small like a simple link exchange.
The fansub and fan-translation crowds are another group we would like to closely work with. If there is a translator who would like to work on our team, we could even offer them a position.
ええ、もちろん我々はアニメパブリッシャーと共に仕事ができることを願っています。おそらく、相互リンクのような小さな試みから始まると思いますが。
ファンサブグループは、違った形で共に仕事をしたいと考えています。もし我々のチームで働きたいという翻訳者の方がいましたら、ご一報ください。

ファンサブグループのサイトに広告を出すなんて言ったら、流石に日本のパブリッシャーが黙っていないでしょう。
ただ、英語版美少女ゲームパブリッシャーとファンサブグループの関係は、パブリッシャーの側から協力を持ちかけるなど、昨年あたりから急激に変わりつつあります。

以上、かなりの長文記事となってしまいましたが、いかがでしょうか?
筆者自身は、MangaGamerの作品にはあまり触れたことはないのですが、(翻訳の質等の問題はともかく、)日本のメーカーと連携して着実に人気タイトルを揃えてくるあたり、ビジネスが上手だなぁという印象です。

ただ、それでも「マイナーの中のマイナー」分野には変わりないので、インタビュー中にあるように、アニメファン等へのプロモーションが課題といったところでしょうか。
[ 2010/01/09 04:47 ] 美少女ゲーム(英語) | TB(0) | CM(7) | はてなブックマークに追加 |

2009/12/13(日)

MangaGamerの決断:児童ポルノ規制に直面する英語版美少女ゲームパブリッシャー 

英語版美少女ゲームパブリッシャーのMangaGamerが、リリースを間近に控えた"Soul Link"(および"Higurashi when they cry")について、「議論の結果、CGは修正なしのまま発売する」決定をしたとのことです。

この件の発端となったのは、MangaGamerがスタッフブログで行った、見た目が幼いキャラ("Soul Link"のななみ)のCGが、(ユーザーが住む各国の)いわゆる「児童ポルノ」規制の対象となる可能性があるため、ゲームから削除するというアナウンスでした。

(さらにその背景には、直近でJASTUSAがリリースした"Family Project"で、見た目が幼いキャラのCGが差し替えられていた件や、日本語圏のWeb上でもニュースとなった、児童ポルノ禁止法違反で有罪となった日本のマンガコレクターの事件等、いろいろあるのですが…)それはまたの機会に(できれば)まとめるとして、とりあえずアナウンスの内容を引用します。

After a lengthy and heated discussion, we have decided to release Soul Link and Higurashi uncensored with all CGs intact.

As you all may know, the issues in Japan following the outcries of this past year have left many companies wary and overcautious when it comes to deciding what constitutes child pornography. With the United Kingdom, Australia, and Canada cracking down and restricting content even more, we were no exception. As a company who hopes to offer our products to the entire English speaking world, we originally felt it necessary to take extra precaution to ensure that neither our company nor our customers would face prosecution or other action as a result of our products. This is why we originally felt it was necessary to remove Nanami’s CGs and replace Satoko’s naked sprite with the sprite where she covers herself with a towel. We wanted to ensure the safety of our staff, our consumers, and our ability to continue producing these games.

However, as many fans have made it clear, we have to choose where we draw the line carefully. The images we have released in our games so far and the images in these games being released soon are acceptable under Freedom of Speech. Furthermore, our products are being sold to a mature audience who is capable of making responsible decisions about what material they buy. Also, as many have already said, if we wish to continue in this business, we must push for our own standards as well.Although it is impossible to say there will not come a time when we are forced to censor content in a game, we do intend to proceed selling our products uncensored.

長く白熱した議論の結果、我々はSoul Linkおよびひぐらしのなく頃にのCGを修正せずにリリースすることを決定しました。

皆様ご存知の通り、日本では今年この(児童ポルノの)問題で激しい抗議があったため、何が児童ポルノにあたるのかという事を決める際、多くの企業は警戒して必要以上に用心深くなってしまいました。イギリス、オーストラリア、そしてカナダではさらに(そういった)コンテンツの取り締りと規制を実施しており、我々も例外ではありません。我々は企業として、英語圏のすべてのユーザーに我々の商品を提供したいと思っており、最初は、我々はもちろんユーザーの皆様のどちらもが、我々の製品のせいで法的な問題に直面してしまうようなことが無いよう、特別な予防措置が必要であると考えておりました。これが、当初我々が、ななみのCGを取り除き裸の沙都子をタオルを纏った姿に差し替える必要があると考えた理由です。我々は、我々のスタッフ、我々のユーザー、そして我々が今後も美少女ゲームを作り続けることの安全を保証したいのです。

しかしながら、多くのファンの方々の意見にもありました通り、我々はどこで線引きを行うかを注意深く選ばなくてはなりません。これまでに我々がリリースしてきたゲームに含まれるCGそして、間もなくリリースされるゲームに含まれるイメージは、表現の自由の下に許容されるものです。加えて、我々の製品は自分の買うものに対して責任を持って決断を行うことのできる成人向けに販売されているものです。また、既に多くの方々よりご指摘を受けておりますが、我々がこの事業を続けたいと願うのなら、我々は我々自身の確固たる基準を持たなくてはなりません。我々がゲームのCGを修正せざるを得ない状況が今後も来ることはないと言うことはできませんが、我々は今後も可能な限り製品に対して修正を行わずに販売していきたいと考えております。

もう一つの英語版美少女ゲームパブリッシャー、JASTUSAによる"Family Project"のCG差し替えのアナウンスは、作品のリリース後(あるいはリリースとほぼ同時)に「発覚」したため、多くのユーザの不興を買いました。"Soul Link"のCG削除のアナウンスが事前に行われたのは、そのような事態を防ぐためと考えるのが自然です。しかし、方針は結果的に、(これを切っ掛けとして)覆ってしまいました。「議論の結果」とのことですので、(警告文や法的な裏付け等)それなりの根拠があっての決定なのでしょうが、これを(日本の美少女メーカーと繋がりの深い)MangaGamerが行ったという点は、重く見るべきでしょう。

MangaGamerと規制といえば、過去のエントリーで取り上げたように、「レイプレイ事件」の際にいわゆるダーク系ゲームの販売を中止したという過去がありますが、いつの間にか販売を再開※しています。こちらも、「我々自身の基準」に基づいた決定なのかどうかは解りませんが、ビジネス優先で自業自得あるいは、それだけでは済まないリスクを抱えてしまっているようにも見えてしまいます…
(ただ、アナウンスに対するコメントを見る限り、ユーザーの間ではこの決定を歓迎する反応が多いようです。)

※販売再開の情報は、匿名の方から教えていただきました、ありがとうございます。
[ 2009/12/13 23:38 ] 美少女ゲーム(英語) | TB(0) | CM(1) | はてなブックマークに追加 |

2009/11/28(土)

アメコミ版『沙耶の唄』の概要、変わったのは絵だけじゃない? 

Song Of Saya #1

以前のエントリで少しだけ触れた『沙耶の唄』のアメコミ版ですが、通販サイト(※Forbidden Planet)等で商品の概要が公開されました。

それによると、表紙はイベント等で既に公開されていた画像そのままのようで(大きい画像※Comics Continuum)、2010年2月28日発売予定で、定価は$3.99。全32ページのようですが、タイトルに"Song Of Saya #1"とあるので続刊がリリースされてゆくものと思われます。

しかし、何より気になったのはそのあらすじ。

Based on the Japanese PC game, Song of Saya tells the story of Josh, a young doctor trying to recover from a near-fatal accident. When a nightmarish world threatens to drown out reality, Josh meets a mysterious girl named Saya who promises to take his pain away... if Josh agrees to help her in return.

日本のPCゲームが原作の沙耶の唄は、瀕死の重傷を負った事故から回復しようとする、Joshという若い医師の物語だ。悪夢のような世界が現実を掻き消してしまおうと彼を脅かす時、彼はSayaという不思議な少女と出会う。Sayaは、Joshが見返りに彼女の手助けをすることに同意するのなら、彼の苦しみを取り除く事を約束するというのだが…

(上手く訳せていない件は置いておくとして、)何と言いますか、「大体合ってる」レベルの内容のような…

まぁ、アメコミ化という時点で「オリジナル云々」は誰も期待していないと思うので、世界観はそのままに、コミックで語りやすいように設定を変更するというのはアリかもしれません。
[ 2009/11/28 18:13 ] 美少女ゲーム(英語) | TB(0) | CM(5) | はてなブックマークに追加 |

2009/11/14(土)

iPhoneギャルゲー『Gift』英語版の発売と、その先に見えるもの。 

Gift


「世界初のiPhoneギャルゲー」を銘打ったGiftの英語版が、App Storeで発売されました。

 -世界初のiPhoneギャルゲー「Gift(ギフト)」に英語版!

既に日本語版がリリースされていたということで、「(商業的な成功を収めるかどうかは未知数だけど、挑戦的に)英語版もつくってみました!」といった感じの触れ込みに、やや唐突な印象も受けますが…
少し視野を広げてみると、唐突に見える発表の裏に、今後の英語(及び日本語)のiPhoneギャルゲーのリリース計画が見えてきます。

まず、iPhone版Giftの販売元、M-trixのサイトを見ると、既に第二段として、「キラ☆キラ」日本語版、英語版11月20日配信決定!!との記述があり、少なくとも、今回の「英語版」の発売が単発リリースでは無いことが解ります。

では、iPhone移植済の『Gift』に続くのがなぜ、『キラ☆キラ』なのか?その答えは、既に英訳されているからです。
(リリースのニュース自体はお伝えしていませんでしたが、)『キラ☆キラ』(PC向け英語版)は、当Blogでも何度か取り上げたMangaGamerより、既にリリースされています。

そして、MangaGamerといえば、イベントでCircusのtororo団長が登場するなど、日本の美少女ゲームメーカーとの繋がりの深いパブリッシャーです。そしてMOONSTONEは、元スタッフが在籍しており、共同開発を行うなど、そのCircusとの繋がりの深いブランド…『Gift』英語版のリリースの背景も見えたような気がします。

(推測ではありますが、)今回のこの試みが成功したら、MangaGamerより既に英語版がリリースされている、Appstoreの表現規制を比較的容易にクリア可能な作品(『D.C.』、『Shuffle!』等)の英語版がiPhoneアプリとしてリリースされる可能性も出てくるのではないでしょうか。
[ 2009/11/14 00:24 ] 美少女ゲーム(英語) | TB(0) | CM(0) | はてなブックマークに追加 |

2009/11/08(日)

2009年11月時点の日本国外における美少女ゲームパブリッシャーの概況 

2009年11月現在、日本の美少女ゲームメーカーと(正式に)ライセンス契約を行い、ローカライズ版の製作・販売を行っている日本国外のパブリッシャーは以下の3社となります。

更新再開第一弾ということで、それぞれの概要と作品について簡単にまとめてみました。

・JAST USA
アメリカのサンディエゴを拠点とする英語版(北米版)美少女ゲームのパブリッシャー。

主な発売済みタイトル:『家族計画』、『PRINCESS WALTS』、『雷の戦士ライディ(シリーズ)』
主な発売予定タイトル:『斬魔大聖デモンベイン』、『萌えろダウンヒルナイト(シリーズ)』
※タイトルはオリジナル(日本語版)のもの。

1997年設立の老舗。過去はD.O.系列の作品を多くリリースしてきたが、昨今はWillやニトロプラスと言った人気メーカーの(比較的)新しい作品をライセンスしている。

・MangaGamer
オランダを拠点とする英語版美少女ゲームのパブリッシャー。

主な発売済みタイトル:『Shuffle!』、『キラ☆キラ』、『D.C. 〜ダ・カーポ〜』
主な発売予定タイトル:『Soul Link』、『ひぐらしのなく頃に』
※タイトルはオリジナル(日本語版)のもの。

2008年設立。ダウンロード販売専業だが、イベント出展の際に日本からのゲスト(Circusの団長ことtororo、yozuca*等)が出演するなど、日本のメーカーとの結びつきは強い模様。リリース作品も比較的新しい人気作が多い。

・Future-Digi
台湾を拠点とする中文(繁体)版美少女ゲームのパブリッシャー。

主な発売済みタイトル:『遥かに仰ぎ、麗しの』、『マジカライド』、『あやかしびと』
主な発売予定タイトル:『NightmareKnight』、『妻ようじ2』
※タイトルはオリジナル(日本語版)のもの。

2006年設立。Will系列の作品(女性向けタイトル含む)を中心にリリースしている。
日本のメーカーに倣って(?)グッズ等の特典にも力を入れている。
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(筆者の知る限り、)わずか3社ではありますが、最近はイベントへの出展や、人気作のリリース、ファンサブグループとの提携(?)等、(表現規制などの問題もありますが)ニュースの絶えない感じです。
[ 2009/11/08 16:16 ] 美少女ゲーム(英語) | TB(0) | CM(0) | はてなブックマークに追加 |
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